『遅発性筋痛』
筋肉痛が遅く出るのは年齢のせい!
は、間違いなんです。
そもそも、筋肉痛のメカニズムはまだはっきり分かっておらず、いろんな説があります。
運動によって筋肉の繊維に細かい傷ができ、傷んだ部位を修復する過程で炎症反応が出て筋肉痛が発生します。
筋肉にかかる負荷が強い運動では筋繊維のダメージが大きいため修復が急がれます。その結果、短い時間で筋肉痛が発生します。
一方、負荷が弱い運動では筋繊維のダメージが小さく修復もゆっくり。そのため筋肉痛もゆっくりやってきます。
つまり、筋肉痛が発生する時間は、年齢ではなく運動強度に関係しています。
年齢とともに運動強度も下がりますからね。必然的に筋肉痛が遅くなるわけです。
しかし、普段運動しない人は毛細血管が発達していないため筋繊維の修復や痛み物質を取り除くのに時間がかかることも事実。
普段からの運動は必要ということです。