なないろ通信No.8「血流」

最近読んだ本が面白く、施術中に感じていることが多く書いてありました。

施術で血流の話をすることがありますが、血流が悪くなる理由として

①血がつくれない
②血が足りない
③血が流れない

という問題があるということです。

接骨院の施術では③を改善するわけですが、不調は①から③の順番で起こるので血がつくれない人が血を流す施術をしてもうまくいかないということ。

血が足りない状態は血管の中を血液がチョロチョロとしか流れていない状態のこと。
血液ドロドロとは血管の中をヘドロのような血液が、血管にベタベタとへばりついて流れにくい状態のこと。

血が足りない人が単純に血液サラサラ健康法を実践すると、足りない血液を無理やり全身に巡らせるので体調を崩してしまうことさえある。

血をつくるには胃腸が大切。胃腸が弱ると栄養を十分に吸収できなくなり、血液の原料そのものが体に入ってこなくなる。

サプリメントなどをとっても効かない、効果がわからない場合の多くは、胃腸がうまく働かず吸収できていないからだと考えられるそうです。

なので、一番最初に取り組むべきは血をつくれる体にすること。
つまり、胃腸の働きを上げること。

胃腸で大切なのは、空腹の時間をつくること。食後90分経つと胃は空っぽになり、食べ物を消化している時よりも強く収縮する。この強い収縮を起こすことで、胃や腸の中にある食べ物のカスや古い粘膜をはぎとり、胃腸をきれいにする。

お腹が鳴るのは「お腹が空いた」の合図ではなく、「掃除中だよ、食べないで」の合図。空腹の時間がないと、胃腸の働きが低下して消化力が弱くなり、もたれたり、十分な栄養が吸収できなくなる。

1日の中で最も長い時間食事を取らない眠っている時間が大事。眠っている時間は消化が進まない。胃は動かず、食べ物を残したままの状態で空腹にならないため、掃除ができない。胃腸の掃除ができるようになるコツは、夕食を控えめにして、小腹が空いたくらいで眠ることだそうです。

朝、きちんとお腹が空いていることが改善されたという目安になるそうです。

長くなりますので今回はこれまで。